TOP
TOP
育休中、産休中でも退職できる?伝えにくい場合は退職代行の利用を
2026.06.15 ・ 編集部 ・ 退職代行/基礎知識 約12分で読めます

育休中、産休中でも退職できる?伝えにくい場合は退職代行の利用を

💡 〈サクッと結論!〉

  • 育休中・産休中であっても退職することは可能。自分から伝えにくい場合は退職代行サービスを利用できる
  • 退職日によって育児休業給付金が1か月分変わる可能性があるため、支給単位期間を考慮したスケジュール調整が極めて重要
  • 会社側との条件交渉や万が一のトラブルに備え、「労働組合」や「弁護士」が運営する信頼できるサービスを選ぶべき

育休中や産休中でも、さまざまな事情から「このまま退職したい」と考えることは珍しくありません。しかし、育休・産休は本来、仕事に復帰することを前提とした制度であるため、「会社に申し訳なくて切り出せない」「引き止められたらどうしよう」と悩んでしまう方も多いのではないでしょうか。そんなときにおすすめなのが「退職代行サービス」です。自分で退職の意思を伝えづらい場合でも、ストレスなくスムーズに手続きを進めることができます。

この記事では、育休中・産休中の退職におけるメリット・デメリットや、失敗しないための重要なポイント、そして安心して任せられる業者の選び方を徹底解説します。これからの育児と自身のキャリアのために、最適な選択をしたい方は必見です。


★ 育休中・産休中でも退職することはできる

結論として、育休中・産休中であっても退職することは可能です。「育休中・産休中に退職してはならない」という法的ルールやペナルティはなく、実際に復職せずに退職を選ぶ方も少なからずいます。

ただし、育休について定められている「育児・介護休業法」では、育休の取得は育休終了後も雇用契約が継続することを前提として作られています。そのため、育休中に仕事を辞めることに対して、職場のモラルやマナーの観点からネガティブに受け取る人がいるのも事実です。直接会社とやり取りをすると関係性がこじれるリスクもあるため、慎重に進める必要があります。


★ 育休中・産休中に退職しようと考えるケース例

育休中・産休中に退職を決意する背景には、主に以下のようなケースが挙げられます。それぞれの詳細は次のとおりです。

  • 【子育てが想像以上に大変だった】
    育休・産休が終わったら復帰しようと考えていたものの、いざ始まってみると育児が想像以上に過酷で、仕事との両立が現実的に難しいと感じるケースです。とくに初めての出産・育児の場合、心身の疲弊から仕事を辞めて育児に専念しようと考えが変わることは少なくありません。
  • 【家庭の事情が変わって復職できなくなった】
    休業中に予期せぬ家庭環境の変化が起きるケースです。たとえば、子どもが体調を崩しがちで頻繁な通院が必要になり、フルタイム等での職場復帰が困難になる場合があります。また、育休中に配偶者の転勤が決まり、物理的に現在の職場へ通えなくなるというのもよくある理由です。
  • 【復職後の条件に満足できない】
    復職後のキャリアや労働条件への不満から退職を考えるケースです。法律上、原則として育休・産休前と同程度のポジションへの復帰が求められていますが、職場の状況によっては必ずしも元の配置に戻れるとは限りません。復帰後の条件やキャリアダウンへの不安から、休業中に新天地を探す決断をする方もいます。

★ 育休中・産休中に退職するメリット

あえて育休中・産休中に退職を選ぶことで、以下のようなメリットを得ることができます。

  • 【職場からの連絡がなくなる】
    会社に籍を置いている以上、育休中であっても業務の確認や社会保険などの公的な手続きで、少なからず職場から連絡が来る状況が発生します。完全に会社との関係を断ち切ることで、こうした連絡のプレッシャーから解放され、目の前の育児に100%集中できる環境を作れます。
  • 【仕事復帰時期に追われない】
    職場復帰の直前は、保育園の入園準備やスケジュールの調整などで精神的にも肉体的にも非常に慌ただしくなります。「もうすぐ復帰しなければならない」という焦りや不安から解放されるため、心に大きな余裕が生まれ、子どもとの時間を穏やかに過ごすことができます。

★ 育休中・産休中に退職する3つのデメリット

一方で、育休中・産休中の退職には生活に直結する大きなデメリットも存在します。申し出る前に、以下の3つのポイントを必ず考慮しておきましょう。

  • 【収入(育児休業給付金)がなくなる】
    会社員であれば育休期間中に「育児休業給付金」を受け取ることができます。受給額は育休開始から180日目までは休業開始前賃金の67%、それ以降は50%(例:月収30万円なら約20万〜15万円)が支給されますが、退職した時点でこの給付金は一切受け取れなくなります。
  • 【社会保険料の免除がなくなる】
    在職中の育休期間内は健康保険や厚生年金などの社会保険料の支払いが免除されていますが、会社を辞めた時点でその免除特典は消失します。退職後は、国民健康保険・国民年金に個人で加入して支払うか、配偶者の社会保険の扶養に入る手続きを速やかに行わなければなりません。
  • 【就職活動をしなければならない】
    いずれ仕事を再開するとなった際、一から就職活動をする必要があります。その面接の場で「なぜ育休中・産休中に前職を辞めたのか」という理由を必ず尋ねられるでしょう。面接官が納得できる論理的な理由を説明できない場合、採用活動に影響を及ぼす可能性もあります。

★ 育休中・産休中に退職する際の4つのポイント

トラブルを避け、少しでも有利に退職を進めるためには、以下の4つのポイントを押さえておくことが重要です。

【1. 退職を伝えるタイミング】

育休中の退職であれば基本的に業務の引き継ぎは不要ですが、できるだけ余裕を持ったスケジュールで会社に伝えるのが賢明です。復職予定日の直前に急に退職を伝えると、会社側は代替要員の確保ができず、大きなトラブルや難色を示される原因になります。法律上は「申し出から2週間」で退職可能ですが、円満な解決のために早めの連絡を意識しましょう。

【2. 退職日は育児休業給付金の支給日を考慮】

給付金を最大限受け取るために、退職日の「日付」には細心の注意を払ってください。育児休業給付金は1か月単位(支給単位期間)で計算されます。たとえば、育休開始日が4月20日の場合、毎月20日〜翌月19日までが1区切りです。
このとき、6月19日に退職すれば「5月20日〜6月19日」の期間分の給付金が出ますが、わずか1日前倒して6月18日に退職してしまうと、その1か月分の給付金が丸ごと消滅します。退職日は会社の担当者や代行業者とよく相談して決めましょう。

【3. 育児にかかる費用を抑える】

子どもの生後1年間にかかる育児費用は約50万円とも言われています。退職して収入が減少することを考慮し、ベビー用品や衣服などは「購入」ではなく「レンタル」を賢く活用して出費を抑えましょう。とくにベビーベッドやチャイルドシートなどの高額かつ使用期間が限られる大型家具・用品は、レンタルにすることで費用を大幅にカットできます。購入前にお試しができるのも大きなメリットです。

【4. 退職を伝えにくい場合は退職代行サービスを利用する】

復職を前提として休業させてもらっている手前、会社に対して「やっぱり辞めます」とは心理的に非常に言い出しづらいものです。そんなときは無理をせず、専門の「退職代行サービス」を利用しましょう。あなたの代わりに退職届の提出意思を伝え、会社側と直接やり取りをすることなく手続きを進めてくれます。


★ 退職代行サービスの選び方

育休中・産休中というデリケートな時期の退職だからこそ、信頼できる代行業者を選ぶ必要があります。以下の3つの基準を意識して選びましょう。

【会社側と交渉できる退職代行サービスがおすすめ】

退職代行サービスは、その運営元の形態によって対応できる業務範囲が法律で厳しく定められています。

運営元 民間業者 労働組合 弁護士・法律事務所
退職意思を伝える
会社との交渉 不可
裁判への対応 不可 不可

民間業者のサービスは「退職の意思を伝えること」しかできず、退職日や条件の「交渉」を行うと非弁行為(弁護士法違反)になってしまいます。しかし、憲法で「団体交渉権」が認められている労働組合や、法律のプロである弁護士であれば、会社側との具体的な条件交渉が可能です。

育休中の退職では、退職日の調整や給付金の兼ね合いで会社側と調整が発生する可能性が高いため、必ず「労働組合」または「弁護士」が運営するサービスを選びましょう。当サービス「退職代行テミス」は労働組合が運営しているため、安心してお任せいただけます。

【万が一のトラブルでも対応してくれる退職代行サービスを選ぶ】

突然の退職申し出に対して、稀に「育休手当をもらっておきながら不届きだ」「損害賠償を請求する」「懲戒解雇にする」などと感情的に脅してくる会社もあります。このような法的な嫌がらせや深刻なトラブルに発展した際、弁護士へスムーズに対応を引き継げたり、弁護士が直接バックアップしてくれたりする体制が整っているサービスを選ぶと、より確実な安心感を得られます。

【退職後のサポート期間も要確認】

会社を辞めた後には、転職や役所の手続きに必要な以下の重要書類を会社から送ってもらう必要があります。

  • 離職票
  • 源泉徴収票
  • 雇用保険被保険者証
  • 年金手帳
  • 給与明細
  • 社会保険喪失証明書

これらの書類は発行までに数週間かかるケースが多いです。もし代行サービスのサポート期間が「退職日まで」などと短い場合、書類が届かないときに自分で会社に催促の連絡をしなければならなくなります。退職後も書類が手元に揃うまでしっかり面倒を見てくれる、サポート期間の長い業者を選びましょう。


★ まとめ

育休中・産休中であっても、体調や家庭の事情、キャリアの方向性の変化によって退職を選ぶことは労働者の正当な権利です。しかし、復職を前提とした制度である以上、自分で直接伝えるのは心理的なハードルが非常に高いのも事実です。一人で悩んでストレスを抱え込んでしまうくらいなら、退職のプロである「退職代行サービス」に頼ることをおすすめします。

  • 退職日によって受け取れる育児休業給付金の額が大きく左右されるため、日付の調整は非常に重要です。
  • 会社側と安全・確実に退職日や条件の交渉を行うためには、「労働組合」または「弁護士」が運営するサービスを選ぶのが鉄則です。
  • 万が一の会社側からの反発や、退職後の必要書類の発行までを見据え、弁護士対応まで一任・連携できるサポート体制の充実した業者を選びましょう。

これ以上一人で悩み続け、大切な育児の時間を不安でいっぱいにすることはありません。専門家に手続きを任せて、心に余裕を持った新たな一歩を踏み出しましょう。

「会社に気まずくて退職を切り出せない」「給付金を損しない形で安全に辞めたい」というお悩みも、
労働組合運営の「退職代行テミス」なら、確実な交渉力と弁護士対応までの万全な体制で、あなたの即日退職と書類の受け取りまで徹底サポートいたします。
土日祝も休まず無料相談を受け付けておりますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。

この記事をシェア